「よう、ちょっといいか」 「なんだ、あんた」 チューリップハットの男は不機嫌そうに顔をあげた。 「景気の悪い顔してるじゃないか。何かあったのか?」 「何かあるもなにも、儲かる仕事がないんだよ」 チューリップハットの男はだいぶ飲んでいるのか、饒舌に話はじめた。 自分は採取人で、高報酬の危険な仕事を主に請け負っていること。 最近、正体不明の幻の採取人とやらが高報酬の依頼を持っていくせいで自分の収入が激的に落ちてしまったこと。