切恋 〜涙の君に恋して〜


「隼斗が…。」

いや。

いや。

いやだいやだいやだいやだいやだ!

「いやーーーーっ!!!」

聞こえないように耳を塞ぐ。

「はぁはぁはぁ。」

呼吸ができない。

「はぁはぁはぁはぁ。」

苦しい…。

「舞!」

「はぁはぁっ。んぐっ。

はぁはぁ」

視界がぼやけてきた。

私は、そこで意識を手放した。