隼斗は、サッカーが上手く、 推薦もきている。 「あ、あの?」 恐る恐る私は口を開いた。 「なんですか?」 「麻痺って、ならない可能性は ないんですか?」 「可能性はないですね。」 「え…。」 わずかな光さえも、もらえない。 「さっきもおっしゃった通り、 大事な神経が 傷つけられてしまってます。 麻痺が起きるのも 時間の問題でしょう。」