「お前、くるの早いな。」

こいつは真部來。

自称、舞の親友。

自称だが、たぶん、

お互い親友と思っていたと思う。

空を見て思う。

舞…。

「光ー!

早くー!

みんなもう着いてるって!」

車の中で來が叫ぶ。

「おう。」

「ねぇ、もう泣かないでよ。」

車の中で來が言う。

「は?」

泣いてねーよ。