「まず、舞さん。

舞さんには、パニック障害が、

これから起こると思われます。」

パニック障害?

「パニック障害ですか?」

お父さんが重々しく口を開く。

「はい。

"自らの手でお母様を殺めてしまった"

と、いう事実に縛られるのでしょう。」

「け、けど、

本当にそうなるとは、

限りませんよね!?」

私は慌てて先生に尋ねる。