「寂しいな…。」

ふと、思った。

この場所見覚えが…。

ベッドからそっと出て、

部屋の番号を見てみる。

305号室。

ここって。

「おや、舞さん目を覚ましましたか。」

驚いて声のした方を見ると、

先生がいた。

「あ、おはようございます。」

「おはよう。

頭の痛みはない?」

「はい。

今のところは大丈夫です。」