「舞ー! 荷物はまとめたかい?」 下からおばあちゃんの声が聞こえる。 「…。」 この窓から、見える景色。 私は、忘れない。 都会になんて行きたくない。 でも、そんなのわがまま。 「舞…?」 おばあちゃんが呼んでる。 行かなくちゃ。 「今行くー!」