切恋 〜涙の君に恋して〜


「それでも、いい。

私は弱くない。

もうあの頃とは違うの___。」

光くんの顔が優しい顔になった。

ドキッ

「うん。たしかに舞は弱くない。

でも、強がってる。

そうだろ?

まだ自分のことを許しきれてない。

だから、1人で東京に

行くって言うんだろ?」

…。

光くんが言っていることは正しい。

私の心にスッと入ってくる。

だけど、私はあなたといたらダメ。

死にたくないって思ってしまうから。