「あ、そういえばね、

舞が倒れたって聞いた時に、

光ってばね、めっちゃ焦って

お兄さんの車で東京に行ったんだよ!」

光くん…。

あれ?

一つ引っかかることがあった。

「ね、ねぇ。

私のこと助けたの光くんじゃないの?」

勝手にそう思っていた。

「え?

光は、そのとき私たちといたよ?」

え?

じゃあ誰が…?

「あ、そっか…。」

ズキンッ

「っ!」

「舞?

大丈夫?」

ば、ばれちゃう。

「大丈夫だよ!

なんか、最近頭が痛くなるんだよねー」