切恋 〜涙の君に恋して〜


「んっ。」

目を覚ました。

またこの場所か。

見慣れた天井。

でも、ここは、

あの時の診療所ではない。

「ここは…。」

起き上がろうと思ったが、

ズキンッ

「うっ。」

頭が痛い。

ズキズキする。

「舞?」

不意に名前を呼ばれた。

声が聞こえた方を見ると、

光くんがいた。

「こ、うくん。」

まだ頭はズキズキする。