切恋 〜涙の君に恋して〜


私が通っていた病院…。

まさか、自分の通っていた病院に

また通うことになるなんてね…。

「この病院はね、

いいところだよ。」

先生の言葉に

切なさが入り混じっていた。

なんで?と聞くほど私は

バカじゃない。

光くんの家族ならば、

この病院で、彼らのお母さんは…。

「私、知ってます。」

これ以上、思い出してほしくかった。

辛いことを思い出してしまったら、

止まれなくなってしまう。

私がそうだったから。

「坂下さんも、

この病院知ってるんですか?」