切恋 〜涙の君に恋して〜


え…?

なに?

私は癌なの?

なんで、私なの?

「せんせ…。

治るんですか?」

声が震える。

怖かった。

もし、死んでしまうのなら…。

まだ、やり残したことたくさんある。

なのに、どうして。

「ここで伝えておきます。」

ビクッ

先生の次の言葉が怖かった。

「坂下さん、あなたの癌は

もしかすると、

転移しているかもしれません。

転移していた場合…、

完治すること、手術をすることは、

難しくなるでしょう。」