「んっ…。」

目覚めたのは見知らぬ場所。

「ここは…?」

「診療所だよ。」

ビクッ

「だ、誰ですか?」

白衣を身に纏った人がいた。

「この診療所の先生。」

ニコッと笑う顔がなぜか

光くんと似ている気がした。

「夏川せんせー!」

え?

夏川…先生?

この人のこと?

「夏川先生?」

私の言葉に振り返る。