切恋 〜涙の君に恋して〜


來が教室へ入る。

それに続いて私も入る。

「おはよー!」

來に向けて挨拶が飛び交う。

でも、私のことを見つけてから、

さっとみんなが挨拶をやめた。

それを不思議に思った來は、

「え、みんなどうしたの?」

と、みんなに問いかける。

学級委員の子が言った。

「來ちゃん、その子とは

一緒にいない方がいいよ…。」

なにも知らない來。

私の過去を知っている人たち。

「え、なんで?」

來には、嫌われたくない…。

でも、いずれは知られてしまう。

隠し通せない。