切恋 〜涙の君に恋して〜


來はどこまで知っているんだろう。

もしかしたら、

もう知っているかもしれない。

でも、今までの來を見ると、

たぶん知らない。

「ねぇ、來…。」

言いかけた。

けど、

「ん?」

そのまっすぐに私を射止めている目を

見てしまうと、言えなくなってしまう。

「ううん。なんでもない。」