切恋 〜涙の君に恋して〜


コンコン

扉をノックする音が聞こえた。

慌てて私から手を離すお父さん。

「長谷川さーん。

長谷川隼斗さーん。

検査のお時間です」

そして、看護婦が入ってきた。

そのまま隼斗を連れて行った。

お父さんと2人きりになる。

少し距離をおいて座る私。