切恋 〜涙の君に恋して〜


「お前なんか、

俺らの父親じゃねぇよ。

出てけよっ!

母さんと俺らを

裏切りやがって!」

「その恵美を殺したのは誰だよ。」

ドクン

チラッとお父さんが私を見る。

そして、私の方へ向かってくる。

「あ、い、いや…。」

怖い。

ガシッ

胸倉を掴まれる。

「うっ…。」

く、苦しい。

「お前も恵美と

同じ目に合わせてやろうか?

あぁ!?」

い、息ができない…。

「や…ぁ。うっく…。」