切恋 〜涙の君に恋して〜


思いっきり抱きつくと

傷が痛むのか、

少し痛そうな顔をしていた。

「ねぇちゃん、いてぇよ。」

「あ、ごめんね!」

パッと隼斗から離れる。

「ねぇちゃん、大丈夫だったか?」

そう、私もあのとき、

お母さんに襲われたのだ。

腕に傷を負ったが

重症ではなかった。

「大丈夫だったよ!」

でも、隼斗は、背中を刺された。

病院に搬送された時は、

意識不明の重体だったそうだ。