切恋 〜涙の君に恋して〜


声を少し聞けただけで、

安心した。

ガラガラ

「隼斗…。」

カーテンをしていたけれど、

声でわかったのだろう。

「ねぇちゃん?」

カーテンを少しめくって、

顔を確認する。

「隼斗っ!!」