切恋 〜涙の君に恋して〜


会いたい。

「あ、あの、

会わせてもらえませんか?」

「いいですよ。」

そう言って、案内してくれた。

隼斗の病室は、

同じ階の1番端っこ。

なんだか、緊張する。

コンコン

ノックをしてすぐに、

「どぞ」

隼斗の声が聞こえた。