切恋 〜涙の君に恋して〜


階段のところでうずくまる。

「そんなとこでなにやってんの?」

目線をゆっくり上げると、

「高橋くん…。」

「あ、名前覚えてくれてたんだ。」

ニコッと爽やかな笑顔で笑う。

「お前、泣いてたの?」

ドキッ

「な、泣いてない…。」

あ。

声が少し枯れてる。

「お前、嘘つくのヘタ。」

そう言って私の額を小突く。

「いたっ!」