切恋 〜涙の君に恋して〜


「あ…。」

光くんだ。

「こうく…。」

言いかけた言葉は、

喉の奥にしまいこんだ。

光くんが女の子の肩を

抱き寄せて、車から

遠ざけようとしていた。

やっぱり、光くんは、

私なんかといるべきじゃない。

そう思った。

それと同時に、

心にモヤモヤした気持ちが

渦巻いていた。