切恋 〜涙の君に恋して〜


だから、すぐに

隼斗を殴った。

だんだんエスカレートしていき、

お皿も投げつけていたこともあった。

たぶん、隼斗自身にも

限界がきたのだろう。

もう、お母さんのことも

止められなかった。

私たちも、あんな父親がいたから、

借金だってあったし、

周りの目も痛かった。