切恋 〜涙の君に恋して〜


「あ、舞起きたか。」

「うん」

椅子に座ると、

ちょうどご飯が出てきた。

「…舞、明日大丈夫そうかい?」

少し戸惑いがちに

聞いてくるおばあちゃん。

あぁ。

私はおばあちゃんに

気を遣わせてるんだ。

心配かけないようにしなきゃ。

「大丈夫だよ!」

なるべく元気に振舞った。