蒼と一緒に一階に降りてリビングに入ると、弟達の相手をしながらテーブルに朝食を並べている、端正な顔をした一人の男の姿があった。



黒髪を適当にはねさせた、身長は170後半という長身で、目は少し切れ長でありながら、どこか優しげに光るその瞳。


鼻は高くも低くもなくスッとしていて、肌は絶妙な色に日焼けしている。




男から見ても、超がつくほどのイケメン。




その男こそが……。




「おう、おはよう!恋、蒼」




一ヶ月前にできた、俺たちの兄貴。