こっち側とか別世界とか、一体何を言ってるんだろう?

「ま、理解出来ないだろうな。」

そう言って、黒板に何やら書き出した。

「パラレルワールド、って聞いた事ないか?
平行している別世界の事だ。」

聞いた事ある。
全く同じ世界がどこかにあるってゆう、あれ。

「映画とかであるやつ?」

「そうだ。
あんな大それたもんじゃないけど。
例えばお前があっちの世界で泣いていても、こっちの世界ではお前は笑ってるかもしれない。
たったそれだけの違い。」

「って事は、あたしがここにはもう1人居るって事?」

「そうだ。」

妙に彼が言うと信じれる気がしてきてしまう。
だって、あまりにもあたしの知ってる三浦君とは違いすぎるんだもの。

「…どうして三浦君はあたしが別世界から来たって分かるの?」