私の言葉に一瞬動きを止め、ゆっくり私を見た。
「……あのね、携帯見ると、こっちの三浦くんとのメッセージやりとりが載ってるの。
なんでかわからないけど。
それで親しげだったから…」
携帯を見せようと早口で話す私に三浦くんが静かに言った。
「…そうだな、お前とおれはこっちで付き合ってる。」
「えっ!!」
「でも、違う世界で生きてきてる2人は姿は同じだけどやっぱり中身が少し違うと思ってた。
俺があっちの世界と性格違うように。」
「そうだね。
三浦くんは、真逆なくらい違うんだよね。」
「俺も、実はそっちの世界に行ったことがある。
で、お前に会ったんだ。」
「……え?」

