私とは別の私がいるけど、こっちに来るとそういう物が対応されてる。
電話がこっち仕様になってるならメールも?
メールを開くと、また三浦くんの名前。
ドキドキしながらメッセージを開く。
三浦くんの秘密を見てしまうようで罪悪感。
”楽しんでこい、待ってる。”
日付けは一昨日の私がこちらに来た日だ。
”お前のせいで遅刻するとこだったわバカ”
………思ったよりも親しげ?
というより、カップルみたいな…
私の送信メッセージを見ようとした時、ガラッとドアが開いて肩が飛び上がる。
「…なにそのビックリした顔。」
この事実を聞いてもいいか、言わない方がいいのか困惑していると、隣に座ってタオルで濡れた髪を噴き出した。
色っぽい…
それに、
「…ナチュラルに隣座るね。」

