夢で会いましょう



??


「なんで…………」


「えっ?」


小さく呟いた言葉に首をかしげると、逃げるように走り去って行ってしまった。


何?なんなの?



人をお化けみたいに……あっ!!
もしかして、あたし知り合いかなんかで、さっき会ったのにここにいたとか?


そういうことならあの反応も頷けるな。


改めて椅子に座ると視線を感じた。
顔を上げると、バスの乗客の生徒全員あたしを見ていた。



ゾッとする光景に視線を落とす。


……なに?
この違和感は何なの?
あたし何かした?


ブ、と携帯が鳴る。
慌てて画面を見ると、メッセージが。



差出人 三浦くん

お前今どこにいる