「見せてみ。」

三浦君にお財布見せるなんて恥ずかしすぎる。

「…一緒だな。」

おぉ、一緒なんだ。

じゃあ一体何が違うんだろう?

「飯、食う?」

「あ、うん。」

立ち上がった三浦君に、こっそり着いて行って冷蔵庫を開けたのを一緒になって覗く。

どうしよう。
とんでもない食べ物出て来たら。

そんな心配をよそに、同じ様な食材が並んでいた。

「三浦君料理とかするんだ…」

「料理っていうか、ほんとに飯だけだけど。」

へぇ………

ガサガサといろいろ取り出して動く三浦君の後ろで突っ立っているあたしに、我慢出来なくなったのかゆっくり振り向いた。