『教室にはいってください』
まってよ。まだクラス確認中…あ!
あずさと同じクラスになれた。
でも・・・他にもちゃんと友達つくらなきゃ。
やっぱみんな緊張してるんだなぁ。
中学校だから先生こわいかな。
不安がたくさんだよー
『では。自由時間です』
新しい友達ができるように・・・と先生が考えた企画。
名刺交換。配られた紙に書いて交換する。
なんて書けばいいのかな。
『ねぇねぇ。名前なに?』
清楚な女の子が話しかけてくれた。
『恋だよ!わたしにも教えて』
『マユ!』
マユちゃんと話していると、楽しい。
名刺交換の名刺を作ってる間に友達ができちゃうなんて♪
担任の先生の顔を見てみると、満足そうにしていた。

『昼ごはん一緒にたべよ』
マユちゃんが誘ってくれた。
あ・・・あずさ・・・は・・・。
まだ友達できてない。
小学校でいじめられてたのが、まだこわいんだ。
『もう一人いいかな?』
『全然いいよ!』
あずさが自分の席にごはんを広げる前に
『あずさー!一緒にごはんたべよ』
『恋!いいの?』
あずさはマユちゃんに気付いて
『はじめまして』
かしこまっている。
『マユっていいます。よろしくね』
なんだかんだやっていけそう。

あずさもマユちゃんもなかよくなったし。
一日目はたのしかった。
あずさの天然キャラにクラスのみんなもわらって、
中学校はたのしく過ごせそう。
あずさをいじめていた子たちとは中学が
はなれてよかった。

帰りはあずさと二人になった
『恋のおかげで、たのしい』
よかった♡
『あずさ面白いからだよ!』
あずさがあんなに友達に囲まれてるところ
初めて見たから。うれしくなった。

それから次の日もその次もそのそのその次も
ずっと中学生活はたのしかったなぁ。