ベランダから見える星

「音緒っ
 起きて!!」


「なんだよ…
 まじ勘弁……」


まじ勘弁なのはこっちなんですけど……



「音緒学校!!」


「休む…」


どこのガキだよ……



「…ってルナ!?」


行方不明だったルナがベランダの塀を軽やかに歩いていた。


この頃のルナはよく家出をする。


後藤さんのところに行ってるみたいだ。