「拓海−
 この部屋じゃない気に入った部屋ってどこ?」


「は?
 …音緒の部屋のナナメ前。」


「じゃあそっちに写真移動したら?」


私の提案に目を輝かせた拓海。


やっぱり目当ては写真か…。



「いいのか!?」


「うん。
 好きなの持っていきなよ。」


拓海はいそいそと部屋に入っていき写真を取っている。