ベランダから見える星

「よかったな“ルナ"!
 もう1人やないでっ」


私の返事も聞かずに“ルナ"と呼ばれた子猫に話し掛けている。


『変な人』これが彼に対する第一印章だった。



「ほなルナをよろしくな。」


男は言いたい事だけ言って公園を去っていった。


残ったのは私とロシアンブルーの子猫“ルナ"だけ。


元々ネコを買うつもりだったし“ルナ"は可愛い。


私はルナを連れて帰ることにした。


抱き抱えてもルナは大人しく,仕舞いには寝てしまった。