昨日のお礼に朝食でも作ろうかなぁって。


葵の好みとか全然分からないけど…ご飯が炊けてたから和食を作る。


15分後…


まぁまぁ美味しく出来上がった朝食を並べ,葵を起こそうと部屋のドアに手をかけた。



「せーちゃん!?」


と同時に勢いよくドアが開いた。


とてつもなく焦ってるように見えるのは気のせい…?



「…よかったぁ。
 もぉ帰ったんかと思ったわ。」


心底ホッとしたような表情を浮かべる葵。


なんだか照れ臭くなって『ご飯作ってたの。』と不自然にならないよう葵に背中を向けた。