…真っ暗な空間の中にうずくまっている少女が見えた。


私はさっきまで心地よい空間にいたはず。


『いい加減にしてっ』


声とともに現れる女性…母親。


『ごめんなさい…』


必死に謝る少女…“私"。


私は“私"を呆然と見ていた。


母親に殴られている昔の私を。


『誰か助けて…っ』


私も何回思っただろう。


けど誰も助けてはくれなかった−…