少しだけ頬が赤く染まってたのを見逃さなかった。


朝食を千香と2人で先に食べて千香の希望で私の部屋に行った。



「静は好きな人いないの…?」


突然何を言い出すかと思えば…


私は首を横に振った。


千香は驚いたような顔をした。



「音緒は!?」


「音緒?
 友達…ん−兄弟みたいな……」


私の答えに溜め息をつく千香。


というか私の話じゃなくて千香の話をするんじゃないの?