「それでさ〜適当に嫌がってくれると嬉しいんだけど。」


私は『何を?』というように首を傾げた。


まだ決定的な言葉が出てない。



「制服をぬがすときとか胸触ったときとか…」


これでよし。


思ったよりスムーズにいきそうだ。


「あっ先生私用事思い出したぁ!
 この話はまた後でね?」


私が音緒の腕を引っ張りながら歩き出すと,浜平は気持ち悪い笑顔で手を振ってきた。



「さっきのは何?」


「あの会話録音しといたの。
 あれで脅しをかける。」