「でも、思い出したよ。プレゼント、用意してないけど…。今度ちゃんとあげるから!」
そういう問題じゃないのに…。
---キーンコーンカーンコーン
あ、チャイム。
サボっちゃえ!
「べ、別にプレゼントなんかいらない!愛斗がいれば、いい…。」
あたしがそう言うと、目を見開いてビックリしてる愛斗。
「あ、あたしは!プレゼントとかじゃなくて、愛斗が隣にいてくれたらそれでよかったの!覚えててくれて、一緒にお祝いできたらよかったの!」
一気に話したけど、大丈夫かな?
「ごめんな、咲火!どうしたら許してくれる?」
は!?
どうしたら許してくれる!?
意味わかんない、と思ったけど、言う事聞いてもらうのも、悪くないよね?
「じゃ、じゃあ!今日1日、あたしの言う事きいてくれてもいいけど!?」
あ、またでたツン。
「そんなんでいいの?」
「いいって言ってるじゃん!愛斗バカ!?」
またツンだ〜
デレろ、あたし!

