「もう!舞、聞いてくれる!?」









愛斗から逃げてきたあたしは、舞に話を聞いてもらうことにした。









「え!?どうしたの!?咲火が怒るなんて珍しいけど…。」









そう。









あたしはめったに怒りません。








「あのね、愛斗ったらヒドイの!今日記念日なのに忘れてたんだよ!?あたし、記念日だけは覚えてるのにさ〜」









あたしが怒った理由は、愛斗が記念日を忘れてたから。