…そーだ、今日は朝からさぼっちゃお。
先輩の可愛さで寝不足だし、丁度いいや。
無理やり連れ入れられた空き部屋から出て、屋上に続く廊下を進む。
「あ、あの人。井崎先輩と…」
「え?なんか普通すぎない?」
真っ正面、私の数メートル先から歩いてくる二人の女の子。
…思い切り私のこと指さしてるし。
ていうかなんですか。普通ですいませんね。
どうせ、井崎先輩に手を引かれて連れていかれた女の子って、私が噂されてるんでしょ?
「なんでだろうね?みよ先輩がいるんじゃなかったっけ」
「きっと井崎先輩が優しくしただけだよ~」
この子たちヒソヒソ話とか出来ないタイプだよ。
せめて本人の前では言わないようにするとかさ…。

