私が意外とお父さんのことでトラウマがあるってことも走り終わって分かったし。
それまた気づくの遅かったけど。
あ、涼ってただのポンコツじゃなかったわ。
「…まあ、俺も聞こえたぞ」
今にもにやけそうな口元を隠すように、上から目線で放たれた言葉。
…聞こえたぞって何が?
急にそんなデレられても……、ねえ?
「はっ」
そして、涼は無駄にでかくなった態度のまま空き部屋から出て行った。
……意味わかんねーあいつ。
回りくどすぎて何を言いたいのかさっぱりだ。
カッコつけたかったのかな?
……アホだわ。
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