それから見事2位をキープしたまま、私にバトンが回ってきた。 「吉瀬ふぁいとっ!」 私にパスをくれた、同じ学年の…誰だっけ……、まあいいや。 なんで私の名字知ってるんだろうと疑問に思いながら、自分なりに頑張ってみる。 …久しぶりに走ったかも。 ……久しぶりに。 “陽奈、来るなっ!!” 「…っは」 _ズサッ 私はまた、転んだ。