丁「それで、海里を間者にする件なんだ
が…」

蓮「ああ、それなら心配はない。海里に
一通りの事は教えているし、筋もいいようだ。間者にするのが正解だろう。」

丁「だが海里はお前の事をいい人で、長州の奴だとは思ってないだろう。」


蓮「そうだが大丈夫だ。剣術、忍術は教えてたが学問は教えてない。幕府と長州、どっちが今を仕切っているのかも分からない馬鹿な奴さ。上手く話をつけたらいいだろう。」



丁「お前も悪いやつだなぁ。」


蓮「人間には裏切りも必要さ。あいつも所詮は俺達の野望の為の駒でしかないのさ。」


丁「そこまで言われてる海里に俺は同情するぞ。ハハッ」

蓮「しょうがない。それがあいつの運命さ。」


ーーイッテルイミガワカラナイーー