「れお……………」



れおは振り向いた



「楓…………………」


「私、ずっとずっとれおのことばかり考えてた」



「東京に仕事しにいったのもれおに会えるんじゃないかなって思って…れおかと思ったら違う人で……私れおがいないとだめなのかも。」



「楓」




「私…ずっと会いたかった。」



「楓……」


「あの時出会ってから私れおの事考えてない日なんかない位れおのこと考えてた。想ってた」


「楓…」


「なんであの時私を無視して他の子といっちゃったの?」


「ごめん」


「私まだ指輪残ってるよ。持ってるよ。誕生日プレゼントにもらったワンピースだって飾ってる」


「楓……」



「どうしてれおは私のこと振り向いてくれないの?」



「楓………俺の話も聞いてくれ」



「嫌よ。どうせ私のことなんか嫌…

話の続きでれおは私の事を抱きしめた



「ごめんな。あの日からずっとまってくれてたのか…」



「待ちくたびれたよ…」


「俺とお前が出会ったのも偶然かと思ってた」



「運命だよ。私達」


「そうかもな」



「れお…私…」


「好きだ。もう1度俺の女になってくれないかな?」




「れお………」



「やだ?」


「ばか。そんなわけないじゃん。私の事をほったらかしにするれおも寝顔が可愛いれおもちょっと数学が苦手で…でも英語は得意なれおも…全部好き」



「俺も、髪の毛がさらさらで俺に甘えてくる楓もちょっといじめただけで泣く楓も笑う楓も怒ってる楓も全部好きだ」





「れお?」


「ん?」


「私ずっとれおの隣にいていいんだよね?」


「いてくれ」


「私わがままだよ」


「俺はどんな楓でも受け止めるよ」