「とーちゃーく」
そーいやこの駅
れおにあって
潤と別れた場所
「あの頃は青春だったな…」
私はしばらく駅のベンチに座った
「潤…今は違う女の子と幸せになってるかな…」
「なってるぞ」
「はぁっ?」
私は振り向いた
「潤!!」
「俺は一昨年結婚して今は子供いますよ!」
「そーなの!?」
「心配どーもです!」
「……」
「それにしても楓雰囲気大人っぽくなったな」
「ありがと」
「ってかあれ…」
潤は指さしていた
「れお…」
潤は私の背中を押した
振り向くと右手をグーにして私に向けた
「頑張れ」
私は走った
「れお……れお……れお…れお…れお」
私は靴脱げてしまった
「あぁー…」
私は靴を脱いで持ち走った
「れおーーーーー」