「れお……」








「だからいったじゃん。俺が幸せにするって」




「潤…」


「あいつなんか忘れて俺に夢中になれよ。……俺じゃだめ?」



「私は…。」



「私にとってれおは運命の人だから…」

潤はそっか…といい私から離れた








「でもね…潤。」


「潤と一緒にいた1年半…無駄だって…退屈だって思った事一回もないよ。私は潤でいっぱいだったよ。楽しかったし嬉しかったし……」








それでも潤は振り向いてくれない












「幸せだった」



「潤といる時間が幸せだったよ」


そうして私は帰ろうとした






「俺も……」



えっ



「俺も…幸せだった。大好きなやつと一緒にいれて。めっちゃ幸せだったよ」






「ありがとう…潤」


多分私の声は聞こえていない




「頑張れよ。お前なら大丈夫だ」


そういって潤は右手をグーにして私に向けた





「私…大丈夫かな」




「俺を振っといてなんだその弱気」




「頑張るよ…わたし。」


そういって私も右手をグーにして潤に向けた