a n e m o n e 。゚



帰り道、みおりと2人でバスに乗っていた時のことだった。
「あれ?指輪がない。。。」
「え、ほんと?大丈夫?」
でも何処で落としたかなんてわからなかったし、諦めるしかなかった。
せっかく気に入っていた指輪だったのに。

それから何十分か経った後。
一ノ瀬くんからメールが来た。
メールの内容には
「これ水原の?」
という文章と共に、指輪の写真が添付されていた。
「え!!それわたしの!!どこにあったの?とにかくありがとう。。。」
「うん、土日挟むからそれまで預かっとくね。月曜に渡す」

よかった。と思ったのと同時に、わたしの指輪だって気づいてくれたことが嬉しかったんだ。
そして、その時に思った。

一ノ瀬くんが好きだ

って。単純かもしれない。
ドラマみたいなロマンチックな展開に対して、感動してるだけかもしれない。
でもそうじゃない。
わたしは前から一ノ瀬くんのことを気になってたんだってその時にようやく気づくことが出来た。