手を繋ぎながら、人混みの中を手を繋いで歩いた。
御神籤をひいて。
金平糖を買って。
ビールを飲んで。
二人で話して。
そして、溝端くんが「俺んちで料理作る?」
と言ってきた。以前メールで料理出来ないという話になった時、
教えてあげるなんて言われたけど、実現することになるなんて思ってもみなかった。
ましてや、溝端くんは上京してきたから一人暮らし。
まあ・・・大丈夫だよね・・・
そう思いながら、彼の家へと二人で向かった。