青パーカー君と恋がしたい



「…宮くん 今日も自転車ありがとね」

これも許嫁だからなんだよね。

そうだと思ってもやっぱり嬉しいよ

「大丈夫」



自転車置き場につくと、自転車を
置いて私達はいつもの五分間の道を
並んで歩いていく。


やっぱり、最近寒いや…

すると、隣を歩いてた宮くんが立ち止まった

「宮くん…?」

宮くんは荷物の中からラッピングしてあるプレゼントのようなものを取り出して
私に渡した

「これは?」

「…1日早いけど 誕生日プレゼント
…なんか寒そうだったから」

「開けても、いい…?」

宮くんは首を縦に振った

ラッピングを優しく開けると
中には白いマフラーが入っていた